ばきりノすがインタビューされてみました☆

こんにちは、ばきりノすガキです。
自らに問いを立てるというのも、楽しいけど、せっかくならおもしろい視点が生まれるかしらんで、チミドロのお二人、リーターのスズキナオさんと、ベースのイッチーさんに質問をお願いしました 。

そんなわけで、2011年9月17日深夜12時からスタートして約2時間くらいになりました。
ラスとガキの深夜チャットトークの模様をどうぞお楽しみください。
チャットの雰囲気をほぼ変えずに、ほぼそのまま上げてみたので、ちょっと読みづらいかもしれないけど、よろしくです!!

その前に、ばきりノすが結成したきっかけと名前の由来だけ、お伝えしますねん。

ーばきりノすをはじめたきっかけ
仕事場が一緒だった。雑貨屋さんです。当時も今も、好きな音楽の趣向は違うけど、重なる部分もあり、ラスから手渡された民族音楽のCDを「コピーしてみいひん?」と誘われ、
「なんか、おもろそうやわ」(ガキ・心の声)で2003年にはじまりました。

ーばきりノすの名前の由来
これはよく聞かれるんですが、ほぼ意味がない。ははは。ラスがライブハウスでも働いていたのもあり、結成してすぐにライブが決まり、こりゃ、名前を決めなあかんなーとなったんです寒い冬の日、仕事上がりでスターバックスへ行き、外のテラスで。
赤いブランケットをかけ、二人でコーヒーとタバコを手にし、うちは寒がりだったから、ぶるぶるしつつ、あ、い、う、え、お…な、に、ぬ、ね、のとか、とりあえず、言葉を出して、
あーでも、こーでもないと言い合いながら考えて。
結局、ばきりは、どこから出てきたのか。あの頃、ラスからお薦めされた小説があって、その登場人物がふと出てきた。

それが「バキリ」

ただ、「バキリ」だけだと、同じ名前のアーティストがいるというお話だったので、じゃぁ、真ん中に「の」をつけて、「す」にしよう~となりました。すは、もともとの意味で「素」や、つ鳥の巣とか蜂の巣といったつどう意味での「巣」とか、いろんな意味があるからいいやん~でした。で、見た目のバランスを考えて、「ばきり」はひらがな。「の」はカタカナ。
「す」はひらがなに。こうして「ばきりノす」の名前は出来ました。ちゃんちゃん(古い)。

ーチミドロ イッチーさんからの質問
(R=ラス、G=ガキ)


Q1.アカペラを軸に曲作りをされていらっしゃるのでリズム・ビートに囚われない自由なメロディーラインが二人の持ち味だと思うのですが、逆に自由度が多すぎて苦労されることはないですか?

R:んとだな、リズム・ビートに囚われない自由なメロディーラインとよく言われるんやけど、ラスの中ではまず、それを認識してないw

G:自由度が多いのはうちの方が多いのか。

R:リズムあるもん、ラスの中でw

G:リズムとメロディが変わりすぎるという意味で...
だが、確かに認識していない!!

R:wwww

G:が、これ、記事にまとめやすいように訂正しない感じでいけるように打ってみよう。「私の場合で言うと、ピアノを少しやっていたので、形式的なものに興味がなくて、あえて分かりやすいメロディを避けていたという部分もあるが、最近はそうでもないし、自由度が多すぎてというのは、もう二人の間合いや呼吸なので、苦労に思うことはないです」これ、堅い?

R:堅いな。

G:んじゃ、くだけちゃうか。

R:ラスは、そういう認識をまずしてないから、よく分かんないw

G:だよねー。

R:みんなに言われて、えっ、そうなんって??感じやもん。

G:えぇっと、くだけるというか、気にしないで話すと、

R:うははw

G:ピアノで基礎を習う時にドミソにいったら、ドファラ、次はドミソ、シレソっとかいうのがあって。形式的なメロディや単純に美しくはまるメロディは、好きなんだけど、自分で作る時に興味がなかった。だから、ほんと好き勝手に作ったものを、そのまま、何にも気にしないでやったのが、前のアルバムの曲なんだと思う。形式にとらわれないというよりは、きちんとした音のコードやわかりやすい音に興味がなくて、だからかなぁ。リズムにとらわれないのは、私自身があんまりリズムがないからだと思う。ははは。単純にまとめると、好きなことしかやりたくない、だけ。かな?

R:wwwww

G:自由とか、自由じゃないとかの認識以前の問題なのかもねん!!問題というよりは、意識的ではないってことやなー。

R:まぁ、自分らに自由度があるのかないのかってのもよく分かってないよ、ラス。

G:だね。

R:自由にしてるだけだから、自由度がない曲を作ってても、それは自由にそうしてるから、気づいてないとかじゃない?

G:だな。



Q2.曲の完成ってどうゆうタイミングで決めているんですか?ここまで固めたらヨシ納得!みたいなとこがあるんですか?

R:この質問はガッキーとラスで違うよね。曲の作り方が違うもん。

G:うん、じゃぁ、そこをラスさんからお願いします

R:ラスは、ラスが曲持って行くときは、結構完全にして持ってくよね。
で、一節、大体ガッキーの自由にいってもらうところがある。
曲が出来て、歌詞が出来たら、完成!

G:よくできましたー!!

R:で、ガッキーと合わせてみて、ほんのちょっと変える位か。

G:だな

R:しゅうりょう~。

G:んだ。うち、行きますー!!うちの場合、まずは曲の大枠を決めて、細部はその場で唄って決めていくことが多い。漠然として、ぼや~っとしたイメージから音を創って、そこから二人で唄ってみて、調整してゆくのよね、歌詞が先で、曲が後。

R:そ、ラスは曲が先で歌詞が後。

G:そうそう。で、完璧にしない分、途中で気になると、大幅に変えてしまうことが多いのが私の曲。だから、コビトという曲は、結構、長い間、決まった唄い方があったのに、つい最近、なんだか気に入らなくなって、最初はエンディングのアレンジをかえ、今ははじまりも変えちゃったね。ここまできたら、よしってなるのは私の曲に関しては曖昧なのかもしれないなぁ。ある程度馴染んだってなったら、納得するけどねん。まぁ、たまにがっつり変えないものもあるけど~です。はい。

R:はい!!


Q3.曲を作る時って二入でゼロから作るのですか?それともある程度詰めた段階で相手に聞いてもらったりするんですか?

R:あ、これは

G:かぶってんな

R:さっきの質問で答えちゃったかw

G:でもちょと違うところもある。

R:ラスとガッキーで別々に作る時は

G:ケースバイケースやね。

R:二人で、セッション的に作る場合もあるよね。

G:そうそう

R:二人で唄ったのをまんま使える場合と

G;再構築する場合。

R:どっちかに固めてもらう形やな。こんな感じの曲作ってるねんって、途中で聞かせてもよく
分からんから。

G:せやね。

R:最近は大体出来上がってから聞かせるよね。ニュアンスはいうかもやけど、楽しい曲作ってるよとか。

G:難しいとか

R:ごめん、今回の曲、ガッキーのはもりめちゃ難しいわとかw

G:だな、あるある

R:そんなもんやねw

G :やな


ーQ4.チミドロはリーダーが全部作ってからコレやってって渡されるので歌いまわしとか気に入らないとリーダーからリクエストが入るのですが、ばきりノすは曲作りで相手に注文入れたり、二人がぶつかるときってあるんですか?それはどんな時ですか?


R:曲作り続くな。相手に注文はあるね。

G:あるある

R:ラスが作ってくる曲も、ガッキーもか。こんな風に唄ってとかあるよね。
ラスがよく言うのはあれね、「空見て、あぁ寂しいなぁ。」って思った感じの唄い方!とか。
逆にこんな感じで唄ってみるわ~ってのもあるし。

G:うちの場合は、ハーモニーや声の重なり方が気になるのよね。それは、よく言う。多分、唄い方はある程度、こんな感じというイメージは、あまり言わなくても、ラスは、2,3回言うとのってくれてるようなところあるかな。ぶつかるとは違うかもだけど、このニュアンスがどうも唄いづらいから、変えてほしいとか、そういう時かな。あ、ずれたかしら。

R:べつにそれはそん時でそれやったら、変えよか~って感じになるからなぁ。とりあえずやってみて、いけたらいいんちゃう?ってな感じやからなぁ。曲げたくないとこはちゃんと言うし。

G:このファーは絶対譲れないとかね(笑)

R:そうそう。あ、じゃあ練習します。ってなるwwwwww

G:他の人から見たら、ぶつかってるように見えるのかな。二人だからよく分かんないな。

R:うん、分からん。

G:そんな感じだな

R:そんな感じだw


Q5.僕たちは飲ん兵衛が集まるような場所でライブすることが多いのでみんなでワイワイ楽しかったなぁーみたいな感想が多いのですが、二人にとってライブするってどん感じですか?喜怒哀楽みたいのがありますか?

R:ライブは喜怒哀楽。んー怒はないか。感情はもちろんあるよね。

G:怒はないかな。悲しいドドみたいなものはあるかもですが。

R:感情っていうか、うちらがよくいうフラット。フラットな中での感情。
いや、空間、フラットな空間だ。

G:空間だな。

R:楽しくて嬉しくて大好きなのに、なんだかちょっと寂しくて、とても寂しくて、でも嬉しくてみたいな。wwwww。

G:なるほど。うちは。せやなー感情はある、確かにある。つい最近の台湾ライブでガキさんはくるくる表情が変わるといわれたけど、自分では気づかんくて。

R:台湾の写真の顔、めちゃ渋かったもんなwwwww

G:あれは。。渋かったなー。唄っている音の中で、いろんな感情がひしめきあってるのはそうかもしれない。それを、ひとつひとつ、こういう感情です、って言い切るのは、うちは難しいなって思う。そのとき、そのときで違うから。ただ、どこかフラットな部分はあるのよね。うん、分かる。

R:ガッキーの曲は、どういう事思って作ったのかを聞くから、そっちに持って行ったりするかな、ラスは。でもって自分の曲は、自分をそっちに持って行ってくれるから、大体同じ感じになるかな。

G:あぁ、そだね、ラスの感じているそういった感情を唄いながら共有してるもんな。
あら、ドキッ。

R:www

G:きゃっ。

R:うはは。

G:シンクロですよ、ははは。

R:です!!ガッキーがいるから、ラスだけの世界でなくて、でもガッキーがおるから、ラスはそこにおれてて、そうやって唄ってます。

G:せやね、そうだわ。うちは、わりとクールガール(笑)でさみしがり屋さんではないけれど、そういうラスの部分を唄うことで、 なんかこう、分かるというか、納得というか、なんなんやろうね、ラスがいるから、うちだけの世界だけじゃなくてのバランスが絶妙なんでしょうって。これは。先ほど。。

R:ラスいったやん。

G:やな。仲良し自慢!!ばきりノす自画自賛!!

R:よくこんな自画自賛してますw

G:もちろんさ、みんなと同じように、ライブが終わった後、今日は楽しかったねーなんてゆるいことも話すわけで。

R:そそ、大体帰るときね。ラスは終わった後はちょっとどっかいってる、どっかいっててぼーっとしてるか、意味わからずテンション高いか。

G;うん、知ってる。どっちかやな。うちは、ふつうかなー。どうでしょう。

R:どうでしょうか

G:日によるな。

R:やろうね、ライブ後は、正確な判断が出来る状態ではないんでよく覚えてないwwwww

G:で、ちょっとさ、大事なこと!!ライブをするってことなんだけど、自画自賛なばきりノすがライブをした時に、聴いてる人、見てくれた人と時間を共有できて届いたと思えた瞬間、なんともいえない空間になったら、もう、うれしくてたまらないなぁってなる。それが、うれしいこと。ライブをすることかな。

R:それはもちろんで、なんてん言うんやろ、別に自画自賛って言ってもあれやしね。自意識過剰か?

G:ちょと違うかな。前半に自画自賛ばかり出てきたから、言葉のニュアンスを変えないと。

R:自画自賛って言っても、自意識過剰って訳ではないことね。

G:自画自賛というのは、自分たちが共有できている部分がすばらしいのであって、自意識過剰ではないよ。自意識過剰は天狗さんみたいな人のことをいうのではなかろうか。

R:そうそう。うちらはわかってんだけどね。余裕でわかってるけどね。

G:うちらは、もっとフラットに自信を持てるようになったら、いいなーとは思う。

R:うはは

G:か弱い乙女な部分がたくさんあるのでね、 うははー。

R:うはははー。揺らぎなくゆらゆら唄ってたい。

G:なんというのかしら。自分たちが共有できている部分は、大きな世界から見ると、とてもと
ても小さな重なりなんだけど、そこをつきぬけて、聴いてくれる人や耳を傾けてくれる人、見てくれた人たちと、重なりあえる瞬間が確かにあって、そこがライブをすることの大きなところ。ね、唄はみんなのものだと思う。

R:うちらが遊んでる世界にご招待!!

G:そこで一緒に遊んでくれたらサイコーじゃないかと。

R:うむ

G:だな

R:イッチーさんの質問終了。


その2に続く!

 



 
     


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