ばきりノす、ガッキーがChimidoroにインタビューしてみました☆

なかなかにロングインタビューですが、企画の告知動画でBGMで使わせてもらっているchimidoro、気になって仕方ないって人、何だあの曲は?って人、
これを読んでさらにchimidoroの事、気になっちゃって下さい!
→nakayoshi groupのインタビューはこちら。




*第1回目 チミドロの成り立ち
*第2回目 チミドロメンバー増員のわけ
*第3回目 チミドロの歌詞観
*第4回目 チミドロとばきりノすについて
*第5回目 チミドロにとってのくだらなさとメッセージ

** 第1回目 チミドロの成り立ち
ガキ(以下G) / スズキナオ(以下S) / イッチー(以下I )


-G:チミドロの結成と成り立ちのきっかけは?

S
:もともと、テクノが好きでDJをしていたけど、同時にシンセでテクノっぽいトラックを作るのも趣味でやってた。でもDJに行き詰まって、面白くなくなってきて。あまりうまくなかったというのもあるんですけど。


-G:それは大学生のとき?


S:大学卒業したての頃で、自分のオリジナルのトラックを作るのがやりがいがあった。面白くなってやってたんだけど、ふざけたことをやりたくなったんですよ。DJは、うまい人が超クールにやっているから、俺は勝てないし、ふざけないと駄目だって。サンプラーを買って、おもしろい声ネタをたくさん録って曲作ろうと思った。そういうのをやる時に自分の身の回りに、近くにいたのが中学校の同級生の二人。三人仲良しで遊んでいたのがミヤマッチとクスモト君。小学生の高学年の頃から遊んでいた仲間で、彼らに変な声を出してよって言って遊んでおもしろいねって言い合ってたのがきっかけなんです。
その時、たまたまDJをやらないかって友達に誘われて、それは今レーベルオーナーのサッカーボーイ君って人なんすけど、ライブイベントやるよって。鈴木君はDJやってよって言われたんだけど、いつも通りDJをやってもおもしろくないなって思ったから、クスモト君とミヤマッチを呼んで三人でライブ形式でやってみようと思いつきで。やったら思いのほかそれがいいねって好評だった。



-G:それは何年?


S:2006年頃かな。結成当時から大分たってます。バンドでやっていこうなんて思ってなくて、おふざけソングを作って聴いてみんなで笑いあっていたのがライブをしたことで発展していった。



-G:クスモトさんとミヤマッチは、遊び友達で好きな音楽のジャンルはみんな違うけど、なおさんが作った音楽をすんなり受け入れてくれたんですか?

S:クスモト君とは、よくX-JAPANやBUCK-TICKのライブへ行ったり、ミヤマッチはサザンが好きで、そこではクスモっさんと話があったりしていた。
ダンスミュージックとは全然関係がなくて。でも、クスモっさんがその頃、車を持っていて、三人でよく深夜にあてもなくドライブしたの。
そん時、俺がDJのミックステープを作って、カセットテープでかけてもらって、がんがんテクノとかを鳴らしながら、よくドライブしてた。自分的には楽しくてやってたんだけど、でも、二人はもともとダンスミュージックとか好きじゃないから、反応しないんだけど、シカゴハウスっていうすごい下品な声ネタのいっぱい連呼されている、すっかすかだけど面白いダンスミュージックがあって、それをいっぱい入れたテープを作ったら、それにクスモト君が反応してくれた。完全にそのボイスサンプルが入るタイミングも覚えてくれて、一緒に歌うようになった。それがすごいおもしろくて、これ日本語でふざけた言葉でやっても全然出来るなって思った。ミヤマッチもそうだけど、興味を持ってくれたのが、そこだけ。すかすかでくだらないっていう音楽がキーワードです



- G:チミドロの名前の由来は?

:クスモト君は金八先生が好きで、その第2弾のシリーズの中に「スナックZ」ていう所にたむろしている暴走族の「魑魅怒呂(チミドロ)」という集団が出てくる。腐ったみかんの加藤が所属している集団。で、三人で中1か中2の頃、チャリンコでよく隣町まで探検してた。三人でうおーとか言って坂を攻めたりして、そういう時に俺たちはチミドロだぜっていう勇ましい気持ちで隣町の公園まで走って行ったり。なんとなく三人で集まることをチミドロの集会と呼んで、そういう名前を使ってて、バンドやるときもチミドロじゃない?って なって…まぁ、今は後悔しています(笑)



- G:どんな音楽が好きで影響をうけたものとかありますか?

:チミドロのサウンドでいうとシカゴハウス。そういうすかすかのトラック全般と、グリーンベルベットっていうシカゴハウスの流れを汲んだ、もうちょっと次世代の。その人がすっごい気持ち悪い変なうたものとかを作ってて、一応テクノなんだけど、なんかそういう気持ち悪さっていうのはチミドロのキーワード。そういうところに影響を受けています。あと、たまとかも影響を受けていると思います。



-G:たまのどんなところに?

:いいんだけど、ちょっと怖い、なんかこう気持ち悪い、薄気味悪い、という癖のある音楽が好きで、だから、たまみたいなことを、一応打ち込みでやってるとか…ていうこともねぇか、別に。うーん、だからどっちかっていうと、すっごいこうハイクオリィティな打ち込みサウンドみたいなものを目指してるんじゃなくて、もっとこう…



-G:それは、誰かがやってくれるからとか?


:というか、出来ないというか、まぁ勝てない。その土俵に立ったら勝てなさそうだから、いつも、じゃない、じゃない、じゃない、になって。アコースティックで変なことをやっているバンドに影響を受けることが多いですね。もともとは変態テクノとかに影響を受けていたけど、今は気持ち悪いロックがいいな。

:なお君は、いろいろある部分の一部だけをものすごい抜粋するんですよね。トータルで見るとちょっとなしかなってなるところを、ここは使えるって。だけど、いつもつまむところが全部ばらばらで。

:いいとこどりかな?ちょと違うかもしれないけど。

:トータルでこれがいい、あれがいいとかでやっちゃうと似かよっちゃうんだけど、大体つまみ食いでばらばらにいいところをとるんだよ。

:そうそう、だから、あんなバンドのあそこを真似したいとかなって、チミドロ自体がつまみ食いバンドみたいな(笑)ジャンルがいつも不確定ですね。ヒップホップというのもおこがましいし、テクノとも言いづらいし、もちろん、ロックバンドじゃねーし、コミックバンドって言うほど笑える訳でもないし、だからなんなんだろな。まぁ、でもどっちかっていうと、変わったロックをやってる人から呼んでもらうことが多いかな。高円寺界隈のおもしろいことをやっている人たちが呼んでくれることが多いです。

第2回目 チミドロメンバー増員のわけ に続く





   
     


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